【Obsidianメモ】PC(Win/Linux)・Androidのマルチプラットフォーム連携

2024年4月24日

Obsidianとは?

メモアプリには、NotionやEvernote、Dynalistなどあるが、それらを全部使ってきて、たどり着いた最強メモアプリObsidian
無料で使える
・データは端末に保存されるので、オフラインでも使える
・いろいろなプラグインで様々な機能拡張が可能
・Canvasというホワイトボード機能
・メモにリンクを張ってグラフ化して見れる(自分は使いこなせていない)

窓の杜さんの紹介
現状、理想にもっとも近いアイデアノート? Markdownでメモを管理できる「Obsidian」【レビュー】 – 窓の杜 (impress.co.jp)

gitプラグイン

Obsidianはデバイス間のデータ同期をSyncという名前で有料でサービス提供されている。
Obsidianは、ローカルに必要なファイルをすべて持っているので、OneDriveやGoogleDriveなどCloudファイルサービスを利用すれば、有料サービスを使用することなくデバイス間のデータ同期が可能だ。
しかし、iOSのモバイル端末の場合は、OneDriveなどのCloudファイルサービスでのObsidianのデータフォルダを同期できない。。
Syncを使うことで簡単にデータ同期が可能になるが、無料で行う方法にgitプラグインを使用する方法がある。
私も当初は、gitプラグインを使用してiPhoneで使用していたが、モバイル向けのgitプラグインは、すこし安定性が悪く、たまに同期(push/pull)がうまくいかなくなることがあり、そうすると再度、cloneし直すことが必要だった。
さらに、ファイル数が多くなるとcloneがメモリ不足でうまくいかなくなる問題を抱えており、遂に自分の環境ではcloneがうまくいかなくなってしまい、gitプラグインを使うのをやめて、モバイルでは、サブ携帯のandroidを使用することにした。

私のマルチプラットフォーム環境

ということで、私は現在、Obsidian
・Window 10/11 PC
・Linux PC (ARM64)
・Android モバイル
のGoogleDriveを使用してマルチプラットフォームで使用している。

この記事では、それぞれの設定をメモする。
GoogleDriveの準備、各デバイスにObsidianがインストールされていることを前提とする。

Google Driveについて

すでにGoogleアカウントを持っている場合は、そのアカウントのGoogle Driveを使用すれば問題ないが、各デバイスからGoogle Driveにアクセスすることになるので、いろいろなファイルをすでにGoogle Driveで持っている人は、Obsidian用にGoogleアカウントを追加して、そのアカウントを使用する方が安心だと思う。(私は、そうしている)

Window 10/11 PCの設定

Window 10/11 PCの設定は、とても簡単だ。
必要なソフトウェアは、パソコン版のGoogleドライブソフトウェアのみ。
このソフトをインストールして、自分のGoogleアカウントを設定することで、あなたのローカルドライブ(G:など)にGoogleドライブが紐づけられてアクセス可能になる。
あとは、そのGoogleドライブのマイドライブの下にObsidian用のVaultを作成するだけ。
あとはGoogleドライブソフトウェアによって、随時クラウドと同期がとられる。

Linux PC (ARM64)の設定

2024/4/24 更新

必要なソフトウェアは、rclone
(rcloneに行きつく前は、google-drive-ocamlfuseを使ってみたりしていましたが、ローカルに一旦ファイルをダウンロードして、都度cloudと同期したいという私の使い方ではrcloneが最適でした。)

必要な設定は、
・自分専用のGoogleAPI用のclient id, client secretを取得
これはこちらを参考に、"必要なAPIを有効化"の項目で、Google Drive APIを有効化すればOK。
設定が出来たら、認証情報のページのOAuth 2.0 クライアントIDの項目からclient id, client secretが取得しておいて、次のremote driveの設定で使用する

・rcloneをインストールしてremote driveの設定
こちらを参考に行いました。ありがたい。client id, client secretには、上記で取得したものを使用。

Google Driveからローカルフォルダに同期して、Obsidianを起動するスクリプト

rclone sync [remote_drive] [local_folder]
./Obsidian.AppImage

ローカルフォルダからGoogle Driveに同期してPCを落とすスクリプト(PCを使い終わったら実行する)

rclone sync [local_folder] [remote_drive]
shutdown now

ちなみに、Linux PCには、Orange Pi 5 Plusを使用している。
Orange Pi純正のLinux OSを使用して、ARM64プロセッサなので、Obsidianは、"AppImage (AArch64/ARM64)“を使用することで、問題なく使用できている。

Android モバイルの設定

Android環境でのGoogle Driveとローカルとの同期には、Autosync for Google Driveを使用して、同期したフォルダをAndorid版Obsidianから開くのみ。
同期は、デフォルトでは、WiFi有効時のみ2時間ごとに行われる模様、必要な時は手動で同期を行えば良い。

充実したObsidianライフを

Obsidianは、自分にとってライフログからプロジェクト管理までと欠かせないアプリになっている。
マルチプラットフォームで、いつでも、どこでも、簡単にアクセスできる環境は必須なので、まだ改善が必要な部分があるので、改善していきたい!