【Obsidianメモ】PC(Win/Linux)・Androidのマルチプラットフォーム連携
Obsidianとは?
メモアプリには、NotionやEvernote、Dynalistなどあるが、それらを全部使ってきて、たどり着いた最強メモアプリObsidian。
・無料で使える
・データは端末に保存されるので、オフラインでも使える
・いろいろなプラグインで様々な機能拡張が可能
・Canvasというホワイトボード機能
・メモにリンクを張ってグラフ化して見れる(自分は使いこなせていない)
窓の杜さんの紹介
現状、理想にもっとも近いアイデアノート? Markdownでメモを管理できる「Obsidian」【レビュー】 – 窓の杜 (impress.co.jp)
gitプラグイン – データが大きくなると使えない…
Obsidianには、デバイス間でデータを同期する有料サービス「Sync」がありますが、ファイルをローカルに保存するため、OneDriveやGoogle Driveなどを利用して無料で同期することも可能です。
しかし、iOS端末ではObsidianのデータフォルダを同期することが出来ない。
その代わりに「gitプラグイン」で同期する方法があります。私も最初使用していましたが、モバイル用のgitプラグインは安定性に欠け、同期が失敗することが多く、データが大きくなるとclone操作が失敗する問題がありました。
結果として、私はiOS端末でObsidianを使用するのを諦めてAndroid端末を使用することにしました。
私のマルチプラットフォーム環境
ということで、私は現在、Obsidianを
・Window 10/11 PC
・Linux PC (ARM64)
・Android モバイル
で使用しています。
そしてデータの同期にGoogleDriveを使用してマルチプラットフォームで使用しています。
この記事では、それぞれの設定をまとめていますので、複数環境でObsidianを使用したい方は、参考にして頂けると幸いです。
また前準備として、Googleアカウントを持っていること、各デバイスにObsidianがインストールされていることが必要になります。
Google Driveについて
すでにGoogleアカウントを持っている場合、そのアカウントのGoogle Driveで問題なく利用できます。しかし、複数デバイスでアクセスするため、既に多くのファイルがGoogle Driveにある場合は、Obsidian専用に新しいGoogleアカウントを作成して使用するのが安心です。(私もObsidian専用のアカウントを使用しています)
Window 10/11 PCの設定
Window 10/11 PCの設定は、とても簡単です。
必要なソフトウェアは、パソコン版のGoogleドライブソフトウェアのみ。
このソフトをインストールして、自分のGoogleアカウントを設定することで、ローカルドライブ(G:など)にGoogleドライブが紐づけられてアクセス可能になります。
あとは、そのGoogleドライブのマイドライブの下にObsidian用のVaultを作成するだけです。
Linux PC (ARM64)の設定 (他のアーキテクチャでも同じ)
Linux PCは、少し面倒です。
必要なソフトウェアは、rcloneです。
(rcloneに行きつく前は、google-drive-ocamlfuseを使っていましたが、Obsidianでクラウド上のファイルにアクセスするためレスポンスが悪くなります。そのため、ローカルに一旦ファイルをダウンロードして、Obsidianではローカルファイルにアクセスし、任意のタイミングでクラウドと同期する形が使い勝手が良く、その場合、rcloneを使用することになります。)
必要な設定は、
① 自分専用のGoogleAPI用のclient id, client secretを取得する
これはこちらを参考に、"必要なAPIを有効化"の項目で、Google Drive APIを有効化すればOKです。
設定が出来たら、認証情報のページのOAuth 2.0 クライアントIDの項目からclient id, client secretが取得しておきます。
② rcloneをインストールしてremote driveの設定する
こちらを参考に行いました。ありがたい。client id, client secretには、①で取得したものを使用します。
①、②の設定が出来ましたら、あとは以下のコマンドで、クラウドとのデータの同期が可能になります。
Google Driveからローカルフォルダに同期するコマンド
rclone sync [remote_drive] [local_folder]
ローカルフォルダからGoogle Driveに同期するコマンド
rclone sync [local_folder] [remote_drive]
ちなみに、Linux PCには、Orange Pi 5 Plusを使用しています。
Orange Pi純正のLinux OSを使用しており、ARM64プロセッサなので、Obsidianは、"AppImage (AArch64/ARM64)“を使用することで、問題なく使用できています。
Android モバイルの設定
Android環境の設定は簡単です。
Google Driveとローカルとの同期には、Autosync for Google Driveを使用します。
起動すると、使用するGoogleアカウントを設定が聞かれますので、案内通り設定するだけです。
あとは同期したフォルダをAndorid版Obsidianから開けばOKです。
同期はデフォルトでは、WiFi有効時のみ2時間ごとに行われます。
必要な時は手動で同期を行うことが出来ます。
充実したObsidianライフを
Obsidianは、自分にとってライフログからプロジェクト管理まで欠かせないアプリになっています。
そのため、いつでも、どこでも、簡単にアクセスできる環境は必須なので、現在のマルチプラットフォームの使用環境は、とても助かっています。
Obsidianは、NotionやEvernoteなど、他のメモアプリを使用している方に、一度は使ってみてほしいアプリです。
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